みらいTALKの活動は、主に「子ども」「障がい」「防災」をキーワードとした
3つのプロジェクトを事業を柱として、
さらなる相互作用で活動領域を広げています。

3つのプロジェクト

障がいと防災

プロジェクト1防災サバイバルキャンプ
防災時の備えから、子どもに関わる
あらゆる人々をつなげるネットワークづくり

東日本大震災では多くの貴い命が失われましたが、とりわけ障がいをもつ方は一般の方の2倍以上の死亡率であったことが報告されています。
また、幸い命は助かっても、障がいをもつ方は、避難所生活でも多くの困難を抱えやすく、いざというときにも避難所に行くこと自体を躊躇する家族が多いのが現実です。
みらいTALKでは、障がいをもつ子どもの防災をテーマに勉強会や講演会、各種ワークショップを行っています。とりわけ2013年から開催している「障がいをもつ子と家族のための防災サバイバルキャンプ」では、障がいをもつ子どもたちとそのご家族にとって、災害がどんな状況をもたらすのか、避難所では具体的にどんな困難が生じるのか、命を守るために優先すべきことはなにか、家族や支援者が準備しておくべきことや避難所運営上の工夫など、多くのことを体験的に感じ、考え、語りあい、備えを整えていく術を得ることができました。
しかし、災害は、どんなに準備していても、想定外の状況を生むものです。
想定外の状況を乗り切るための備えとなるのは、迅速かつ柔軟に助けあえるような、顔の見えるネットワークです。
いざという時に支えあえるネットワークづくりを、プロジェクトを通じて行っています。

ひなんじょであそぼう「サバイバルキャンプ&防災ワークショップ2014」より

子どもの学習支援

プロジェクト2貧困・学習支援
障がいなどにより支援を要する
子どもと家族を学習支援などを通して支援する事業

平成28年11月から浜松市中区で支援を要する子どもの学習支援事業を開始しています。
平成29年4月からは毎週木曜日(18:00~21:00)に、社会人・大学生ボランティアさんのご協力を得て、福祉施設を会場としてお借りして学習支援を行っています。学習のあとにはおやつ・ごはんの提供も行っています。
また、福祉専門職等と大学生が同行訪問するアウトリーチ(家庭訪問型)の支援も行っています。
活動にボランティアとしてご協力いただける方や、活動を支えるための寄付も受け付けております。(コンタクトのフォームよりご連絡ください。)

●貧困
経済不安のある家庭の子どもへの支援
経済的問題を抱えると、家庭のちからで学力を伸ばすことが難しくなります。学力の向上が子どもに将来の希望を育てます。
アウトリーチ型(家庭教師型)と言われるこのケースでは、福祉専門職等と大学生が同行訪問します。

●不登校
登校できない子どもへの支援
再び登校できるようになるためには、学習の遅れを取り戻すことが不可欠です。自信を持つことが登校の維持につながります。

●居場所
夜間ひとりで過ごす子どもへの支援
両親の共働き、ご近所・親戚づきあいがあまりない、夜間ひとりで過ごしている等の状況にある子どもたちの居場所としての機能をもちます。

研究・啓発事業

プロジェクト3研究・啓発事業
支援を要する子どもと家族を取り巻く状況・課題に
関する講演会活動などの啓発事業

講演会・シンポジウム・勉強会の開催や調査・研究を行います。
去る平成29年2月26日(日)には、問題を抱える家庭の子どもの学習支援についての講演会・シンポジウムを開催しました。講師として「任意団体子どもサポーターズとしま」の皆様をお迎えして講演会を、シンポジウムではスクールソーシャルワーカ一の平川悦子氏、浜松市子ども家庭部・子育て支援課の平野由利子氏ら専門の方々と実際に活動を支えているボランティアの大学生グループを交え、ホットな討論が繰り広げられました。